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甘夏はいつ、どこから来たの?〜甘夏ナツコの物語 vol.2

甘夏はいつ、どこから来たの?〜甘夏ナツコの物語 vol.2

春の終わり頃から初夏にかけて、毎年毎年姿を見せてくれる甘夏。

いま、まさに旬です。おいしさが乗ってきました。

今日はそんな甘夏の由来を、皆さんと一緒に辿ってみたいと思います。

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甘夏の先祖は「夏みかん」です。

『甘夏と夏みかんって同じじゃないの?』

姿形がほとんど同じ甘夏と夏みかんですから、そのような質問をいただくことが多いです。

でも、甘夏と夏みかんは、正確にいうと同じではないのです。

今から300年以上前の1700年頃、山口県長門市に夏みかんの種が漂着し、その種から夏みかんは生まれました。

明治時代になると夏みかんは長門市だけでなく萩市でも栽培されるようになり、その後全国に広がっていったそうです。

夏みかんの正式名称は「夏橙(なつだいだい)」。実を収穫しないでそのまま木にならせておいても次の年にはまた新しい実がなる、代々なる、ということから「夏橙(代々)」と名づけられたと言われています。

橙(だいだい)といえば、お正月の鏡餅の上に乗っていますよね。

夏橙も代々繁栄が続きますようにという願いが込められた縁起物といってよいでしょう。

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時は過ぎ、夏みかんの誕生から230年余りの1935年、突然「甘夏」が誕生します。

大分県津久見市の川野豊さんの畑になっていた夏みかんが突然変異したのです。

もともとある果樹に実る果実のおいしさが突然著しく向上することを、柑橘界では「突然変異」や「枝変わり」といいますが、川野さんの夏みかんも、ある時突然おいしい甘夏に変わったのだそうです。

川野さんの畑で発見されたことから、「川野夏橙(かわのなつだいだい)」と名づけられました。今広く呼ばれている「甘夏」の本名です。

今からおよそ90年前の1935年、大分県の川野さんの畑で誕生した甘夏。

古い古い歴史をもつ甘夏はいつの日か、この江之浦にもやってきました。

江之浦の先人たちも甘夏を沢山植えて、長く長く私たちに喜びとしあわせをもたらしています。

そんな甘夏の人気が、いま、下降気味。これはなんとかしなければなりません。

そこで立ち上がったのが甘夏ナツコです。

がんばりやのナツコがジェラートや炭酸、ゼリーなどに変身して奮闘しています。

「もったいない」を「美味しい」に。

ぜひ応援してください。

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江之浦果樹園maruesuオンラインショップでは、甘夏を使ったスパークリング飲料やジュレ(飲むゼリー)などを販売中です。

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『甘夏ナツコの物語』第2弾、今回はナツコの祖先を辿るお話を書かせていただきました。

いかがでしたでしょうか。

次回の「甘夏ナツコの物語」は6月5日配信予定です。おたのしみに!

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